Ojama column

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『OJAMA column1回目』

オズニッキ(菅 庸至 + 中村純平)

2nd mini album「星屑ダイアリー」が出来るまで

2013.8/29、2nd mini albumをリリースするオズニッキ。
最新作ができあがるまでの軌跡とバンドの素顔に迫る。

音楽のカタチ

==音楽配信も浸透しつつ、一方mp3データのみっていうのに抵抗がある人もいる。アナログに人気が集まったり、テープ、短冊形シングルCDを敢えて出すバンドがいるなど、いろんなカタチで音楽が受け取られて行ってる昨今。オズニッキはリリースのカタチに関してどう思ってる?

菅:世代かも知れないけど。やっぱり(自分の作品がCDとしてパッケージされて)カタチになって店頭に並ぶ。それを手に取ってもらう、ってことにヨロコビ感じるんだよね。配信の良さも勿論あるとは思うけど、自分がお客さんの目線だと、実際に足を運んでお店で見つけて、っていう。そういうのに意味を感じたりする。短冊型CDもいいよね。っていうかあの8cmシングル、「短冊型」って言うんだ!?

中村:っていうか短冊形8cmシングルって、今でも聴けるんだ!?って思うよね。PCとかに入れてさ。

菅:そうそう。一瞬ね。ちゃんと回るのかなみたいなね。ちょっと小さいから、なんかがちょっと届かないような気がしたりね(笑)。

中村:それ以外だと、レゲエとかのひとがミックステープ出したりね。でも何にせよ、出し方って面白いほうがいいよね。まぁ今回のオズニッキは普通にCDだけど。

菅:今から考える?

中村:間に合わないでしょ(笑)。

菅:でもタイトルに因んで何かやるとかは良いかも。「星屑ダイアリー」に因んでさ。

==プラネタリウムでライブとか?

菅:おお!

中村:いいねぇ。

菅:やろやろ!真っ暗なプラネタリウムで、映し出された星がつながっていって、星座みたいに「オズニッキ」って表示して。そこでライブして。

==低めのいい声で、「南の空をご覧ください」とかMC入れて。ギリシャ神話の話して。

中村:そういう工夫はいいよね。毎回同じライブよりも。最近、クラムボン(iv)も廃校や能楽堂とか、通常のライブハウス以外の場所でライブしてて、良いなぁって思って。オズニッキで実現しなかったんだけど、以前、酒蔵とかでライブやる?みたいな話もらったことあったんだけどね。

菅:いつもと違うかんじでね。ライブじゃなくてもいいしね。なんかやりたいね。

中村:ライブ以外に何やんの?(笑)

菅:なんかね。なんかやっちゃってさ。お客さん帰りにみんな目がボーっとしちゃってさ。

==催眠術?

菅:みんな「CD買わなきゃ!」みたいな

==それ、捕まりますよ(笑)。でも、ライブってイベント性とか、事件性とか、話題性とか、何か特別な要素を入れて、どうしたらより一層楽しんでもらえるか工夫するっていうのは刺激的。それを前向きに考えるのは健全なことだよね。

大人とは、裏切られた子供の姿

==オズニッキの音楽の魅力として、歌詞って重要な要素の一つだと思います。傾向として「全てが上手くいっている訳ではない、決して絶好調ではない、どこかもどかしさを抱えた登場人物像」があって、その人物は「問題に対する具体的な解決策を持っていない、もしくは持っていてもそれを使わずに、その状況の中にそのままでいる」ことが多い。そこが非常に「ブルース的」。なんだけど、バンドのサウンドでそれをスイートにドリーミーに、あるいは眩しい記憶に塗り替えていく。甘くて心地いいものに見せているっていうのが「オズニッキのポップス性」と感じます。

中村:なんだろう、本当にね…。その通りだね(笑)。うまいこと言ったね(笑)。

==ある種の客観性というか。ただ自分の気持ちを大きい声で歌ってます、っていうのとは違うよね。そういうオズニッキの歌詞・音楽の世界観がある。

菅:音楽の「アドリブ」じゃない部分って何度もチェックし直すことができるよね。今回のレコーディングだったら、構想から半年程度の期間があって、ミックスも歌詞も時間の許す限り何度も何度もチェックして。客観的になって何度も手直しする。その中で「自分が納得する音楽・歌詞」っていうのが、そういうものなのかも。自分で自分にツッコミたくなっちゃうから。「ただ楽しいだけ」ってのとは違うものになっていく。

==自分で何度聴いても心地よいと感じる音楽に仕上げようとしていくと、そういう「登場人物像」になっていく?

菅:なっていく。なんかね。「楽しいだけ」ってものも勿論好きなんだけど。なんか「楽しいだけじゃない」ものになっていく。ある時を境に、自分が、段々「反省したがり」になっていった部分があって。

==菅君が「反省したがり」になったキッカケって?

菅:バンドのメンバーチェンジかな。オズニッキもそうだし、以前のバンド(v)とかにも遡るけど。いろんな人と演奏していく中で、だんだん自分のことを一歩引いてみるようになっていった。太宰治が「大人とは、裏切られた子供の姿」(vi)って言ってて。誰でもそうやって自分に対する見方が変わったり、変化はあると思うけど。僕はずっと音楽やってきたから、音楽の中で学ばせてもらった。

==なるほど。メンバーチェンジの話が出たけど、同じメンバーでいいバンドの状態を保つ難しさってあるよね。どうしたら、みんなが「その気」になって取り組めるコンディションにできるか、とか。「楽しさ」と「真剣さ」のサジ加減とか。

菅:確かに。もちろん昔には昔でできてたこともあったりするんだけど。今ではそういう風に(物事をより多面的に)見ることができる。僕の場合は結構極端に、一度失敗したら敢えて全然違うやり方を試したり、経験を重ねてきた。昔やれてた良さもあるし、(より客観的な)今の良さもあると思うし。いろいろ勉強させてもらった。

中村:そういう意味では今、どうなんだろ。うまくいってるんですかね。

菅:商業的には上手くいってないからね(笑)。売れてないからね。売りたいよね。

中村:売れたいよね。

==だよね(笑)。オズニッキのふたりで、どんな風に発信したいとか、バンドとして「どのヤマ登るか」っていうようなことは話したりするの?

中村:(リスナーに)僕らの音楽を好きになってもらえるようにってことは思ってる。

菅:そこらへんのセルフマネージメントが、自分たちで弱いことは以前から自覚している。でも、わかりやすい目標として、(ライブを直接見てくれるような)地元(名古屋)の人たちにもっとアピールしていきたい。

中村:でもそれが確実にできたら、ちゃんと次のステップが見えてくるはずだし、それなりの何か返ってくるものがあるはず。ただ漠然と演奏するだけじゃ面白くないから。もっと沢山の人に聴いてもらいたいという気持ちはすごくある。

オズニッキ / 2nd MINI ALBUM 「星屑ダイアリー」お試し!

オズニッキ 2nd MINI ALBUM「星屑ダイアリー」より収録曲全5曲を歌詞付きでダイジェスト試聴!

  • オズニッキ
  • オズニッキ
  • iv. 原田郁子、ミト、伊藤大介の3人からなる日本のバンド。
  • オズニッキ
  • v. 「チビロクジャンボ」。菅がVocal,Guitarを務めたロックバンド。
  • vi. 太宰治の小説「津軽」(1944)より。「大人とは裏切られた青年の姿である」

Profile

オズニッキ
菅庸至(カンツネユキ:Vo.+Gt.)、中村純平(ナカムラジュンペイ:key.)によるバンド。豊富な音楽的アイディア、ヒネリを効かせたサウンドアレンジを武器に、ドリーミーでノスタルジック、どこか人懐っこい歌詞の世界観を飄々と、颯爽と歌う。切れ切れになった遠い記憶も恋のもどかしさも、しなやかなタッチで甘く染め上げる錬金術師的ポップスバンド。
オズニッキ公式web

Release

2nd mini album「星屑ダイアリー」
  1. みぎわ
  2. マーガリン
  3. 空の巻
  4. はるか はるか
  5. 星屑ダイアリー
    (リードソング)
全作詞作曲:菅 庸至 (カンツネユキ)
全編曲:オズニッキ
自主制作盤
ライブ会場販売&WEB通販,委託販売(予定)
5曲入り
¥1,000(tax.in)
2013年8月29日発売開始
・参加アーティスト
Ba:折田 祐弥 (テレポテ)
Gt:成瀬 真太郎 (パノラマループ)
Dr:鈴木 康博 (明日、照らす support)
Dr:神谷 佑 (viridian)
※不順

Live

『星屑ダイアリー』
リリースツアー
~日記は続くよどこまでも~
  • 8/29(木)
    愛知 今池 HUCK FINN FACTRY
  • 9/13(金)
    京都 Live House nano
  • 9/23(月)
    愛知 新栄 CLUB ROCK’N'ROLL
  • 9/30(月)
    東京 下北沢 440 -four forty-
  • 10/1(火)
    東京 iriya plus café カスタム倉庫
  • 10/5(土)
    愛知 安城 夢希望RADIO CLUB
  • 10/27(日)
    愛知 名古屋 ell.SIZE
    (ツアーファイナル)